ようこそ 頭痛外来へ

専門医による
頭痛外来

頭痛の原因は多岐にわたりますが、最も重要なことは、命にかかわる頭痛を見逃さず、正確に診断し、その方に合った最良の治療を行うことにあります。

頭痛外来では、頭痛に関して(発症の様子、痛み方や持続期間、痛みの部位と頻度など)、詳しく問診を行い、必要に応じMRI検査やCT 検査を実施し、頭痛の原因を総合的に診断し、その方に合ったテーラーメイド治療を実践しております。

初回頭痛診療の流れ

① 問診

頭痛の診察は問診に始まり問診に終わると言われるほど大切です。

頭痛の発症日時、痛みの発症様式
痛みの持続時間、頻度
痛みの部位や性状
頭痛以外の症状の有無や生活スタイル、嗜好など

② 神経学的診察

聞きなれない診察法ですが、頭痛を診断する上で欠かせない神経内科専門医による特殊な診察方法です。脳の機能、運動、感覚系などに異常が無いか、詳しく診察していきます。

この診察により、頭痛の原因や脳のどの部分にトラブルを起こしているのか推察していきます。

③ 検査

頭痛の原因は「頭にある」と考えるのが普通ですが、実は内科の病気が関与していることも少なくありません。日本人女性に多い甲状腺機能異常もその一つです。思わぬ頭痛の原因を見逃さないために血液検査を行い全身くまなく精査していきます。

片頭痛の陰に隠れた脳動脈瘤や脳血管のトラブル、脳腫瘍などの検索も重要です。「画像検査で異常が無い」ことを頭部MRIもしくはCT検査で確認し、迅速に診断を行い、治療を開始致します。

頭部MRI・CTなどの画像検査が必要な場合は、当院と連携している画像診断専門の検査施設をご紹介致します。当日あるいは翌日には検査が可能です。

よくあるご質問

Q: MRIや血液検査を行わないと、頭痛の原因がわからないのでしょうか?

A:MRI検査は、脳血管のトラブル(脳動脈瘤や脳血管解離、血管奇形など)や脳腫瘍などの緊急で対応しなければならない命にかかわる病気が隠れていないことの確認のために行います。30代女性の5人に1人が患っている片頭痛の診断においても頭部MRI検査は重要です。異常がなければ、安心して片頭痛の治療が可能となります。
内科の病気が原因で発症する頭痛があります。甲状腺機能異常に代表されるバゼドウ病や橋本病、MRIで確認するのも困難な小さな脳腫瘍なども見逃さないために血液検査も行います。

Q:頭部 MRI検査の費用はどのくらいですか?

A:頭痛の原因特定のために行うため、保険が適応されます。費用は3割負担の方でおよそ9,000円です。造影剤など特殊な薬を使って行う場合は別途追加になります。

Q:頭痛外来でかかる初回の費用はどのくらいですか?

A:問診、神経学的診察、血液検査まで行うと、費用は3割負担の方でおよそ7,000~8,000円です。血液検査の項目により金額は変わる場合があります。

頭痛には大きく分けて
2つのタイプがあります

生命にかかわらないが日常生活に支障がある辛い頭痛

1次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。生命にかかわらないが辛い頭痛です。頭痛患者さんの約90%がこのタイプにあたります。

生命にかかわる怖い頭痛

2次性頭痛は、脳腫瘍や炎症、脳の血管障害など放っておくと生命にかかわる怖い頭痛です。頭痛患者さんの約10%がこのタイプにあたります。

片頭痛

片頭痛って どんな病気?

月に数回同じような頭痛が起こるが、頭痛がないときは普通に生活できる
頭痛のときは仕事や家事を続けるのがつらくなる

こんな頭痛は「片頭痛」かもしれません。

片頭痛は若い女性に多い

片頭痛は、20-40代の若い女性に多く、とくに30代女性の5人に1人は片頭痛と言われています。

女性の片頭痛の7割は女性ホルモンの変動が関与しています。

「ただの生理痛」と思っていた頭痛は片頭痛かもしれません!

片頭痛の痛み方

こんな症状に
心当たりありませんか?

階段の昇り降りなどの日常動作で痛みがひどくなる

頭痛と一緒に吐き気がしたり、吐いたこともある

頭痛のあるとき、普段より光がまぶしく感じたり、まわりの音がうるさく感じたり、においに敏感になる

頭痛が起こる前に視界がチカチカしたり物が見えにくくなる

あの文豪も片頭痛だった

芥川龍之介
私小説的短編「歯車」から抜粋

「…視野のうちに妙なものを見つけ出した。…絶えずまわっている半透明の歯車だった。

…歯車は次第に数を殖やし、半ば僕の視野を塞いでしまう。

…暫くの後には消え失せる代わりに今度は頭痛を感じはじめる、-それはいつも同じことだった。」

片頭痛はこうして起こる

日常生活で気をつけたいこと

片頭痛の起こりやすい状況を避ける
片頭痛の誘因は人によって様々ですが、片頭痛が起こりやすい状況を把握できれば、それを避けたり注意することができます。

片頭痛の誘引
ストレス、人ごみ、光や騒音、環境の変化(気温、気圧、旅行 等)、寝不足や寝過ぎ、空腹、生理、食品(赤ワイン、チーズ 等)

片頭痛の治療薬

トリプタン製剤は、片頭痛の原因である頭の血管の拡張と炎症を鎮めるお薬です。 鎮痛薬は、痛みを感じにくくするお薬です。

片頭痛の治療

片頭痛が起こった時の対処法

片頭痛が起こったら、我慢せず早めの服薬を

暗く静かなところで安静にすると楽になります

痛む部分を圧迫、冷やすと痛みがやわらぎます

微糖のコーヒーを飲むと軽くなることがあります

片頭痛治療の落とし穴

十分な効果が得られないからといって、ついつい規定量以上の鎮痛薬を服薬したり、毎日繰り返し鎮痛薬を服薬するのはやめましょう。

かえって頭痛がこじれて、毎日のように頭痛が起こる「薬物乱用頭痛」になる可能性があります。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は最も一般的で日本人に多い頭痛です。

長時間同じ姿勢で仕事をした時などに筋肉や神経が緊張して起こります。多くの方が一度は経験したことのある頭痛ですが、精神的・身体的ストレスが原因で慢性化してしまうことがあります。数日にわたり頭全体がギューッと締め付けられる頭痛が続きます。

片頭痛と見分けるコツは、緊張型頭痛では日常生活への影響は少なく、階段を昇ったり、体を動かしても悪化しません。朝より夕方にかけて悪化します。

緊張型頭痛の対処法

筋肉や神経の緊張が原因の頭痛なので、マッサージやストレッチ、体操をする、ゆっくり入浴する、友人や家族とゆったり楽しい時間を過ごすと症状が軽くなります。

ずっと同じ姿勢でいることが多い方は適度に休憩や姿勢を変えるなどの対処も有効です。

群発頭痛

群発頭痛は、ある一定の期間(約1か月間)毎日のように睡眠中に決まった時間に起こる片目をえぐられるような激しい痛みです。"人類最強の痛み"と評されるこの激痛は3時間以内に自然に治まります。しかし、睡眠中に激しい痛みが起こるため、眠ることに恐怖を感じている方も少なくありません。

群発頭痛の特徴は、痛みと同じ側で涙が出たり、眼が充血したり、まぶたがはれたり、鼻水・鼻づまりなどの症状を伴います。片頭痛が女性に多いのとは対照的に群発頭痛は20-30代の若い男性に多いのも特徴です。

群発頭痛の治療と予防

群発期(約1か月間)には、その痛みのために日常生活に大きな支障が生じることから、積極的に治療を受けることをお勧めします。

発作時:トリプタン(イミグラン皮下注射)と酸素吸入
予防:Ca拮抗薬(ワソラン)、ステロイド、炭酸リチウム等

群発期は禁酒・禁煙
規則的な睡眠の確保

薬物乱用頭痛

頭痛患者の数%にみられ、増加傾向にある頭痛です。

特徴
早朝もしくは明け方に起こる
頭痛の回数が次第に増え、毎日起こるようになってくる
連日、起き抜けに襲う、締め付けられるような痛み、頭重感
薬の量が増え、だんだん効かなくなってくる
頭痛発作に対する不安のあまり、毎日飲まずにいられない

問題点
治療困難な場合が多い
うつ状態やパニック障害を合併するものが少なくない

薬物乱用頭痛の原因

薬物乱用頭痛に陥りやすい薬

鎮痛薬(特に市販薬)

特に配合成分の多いものは要チェック
複数の鎮痛成分を含むものは効き目はよいが、服用回数が次第に増えることも

無水カフェインを含めて複数成分配合されたもの
特に市販薬は簡単に手に入るだけに薬物乱用頭痛に陥りやすい

1ヵ月に10日以上飲む場合は要注意!

このような場合はすぐ受診を

1分以内に痛みがピークに達するような急激に起こった頭痛
1週間~1か月の間にだんだんひどくなる
物が二重に見えたり、しゃべりにくい、手足が動かしにくい、しびれを伴う頭痛
高熱、吐き気、嘔吐を伴う頭痛
50歳以降に初めて起こった頭痛

蔵前駅より徒歩1分
〒111-0051 東京都台東区蔵前 3-4-9 蔵ビル3F

脳神経・頭痛外来を初診の方は予約制になります

診療時間
休診:火曜、日曜、祝祭日、土曜午後
外観写真
アクセスマップ