脳卒中

脳卒中とは、脳にトラブルが起こる総称です

「卒中」の語源は「突然あたって倒れる」。多くの脳卒中は何の前触れもなく発症します。
脳の血管が詰まるタイプが「脳梗塞」。
脳の血管が破れるタイプが「脳出血」と「くも膜下出血」です。

一度脳卒中を発症すると重篤な後遺症を残し、生活が一変してしまうことも少なくありません。
発病しないように「いかに予防するか」が最も重要な点です。
原因の多くは高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病です。

また、高齢化社会に伴い増加している心房細動という不整脈が最も重い脳梗塞を引き起こします。 これらの疾病の厳重なコントロールと個々に適した予防療法と定期的な検査が必要です。

脳卒中の種類

虚血性
脳の血管が閉塞して血流が途絶える
 → 脳梗塞

出血性
脳の血管が破裂する
 → 脳出血、くも膜下出血

脳梗塞の種類

心原性脳塞栓症

多くは心房細動が原因です。
最も重篤な後遺症を残します。
心臓内に生じた血栓が脳血管を閉塞した梗塞

アテローム性脳梗塞

高血圧、糖尿病、高脂血症が主な原因です。
※脳の主幹(太い)動脈に生じた粥状硬化病変(アテローム)を基盤とする梗塞

ラクナ梗塞

高血圧が主な原因です。
軽症例が多いですが再発しやすい。
※脳内の細い動脈の閉塞

こんな症状があったら
脳卒中かも

脳梗塞かな?と思ったら、顔、腕、言葉の状態を確認する。
3つのうち1つでもあてはまれば脳卒中の可能性は72%

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